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そして、数え切れないくらいの優しさと

遙かに澄み切った空には飛行船が、子供の頃見た感動をいっぱいにつめたままポカリポカリと風に揺られながら浮かんでいる

川は汚れて空みたいに青くはないけれど、そこにだって水鳥2匹仲良く浮かんでいる

川辺を歩く そして一度歩いたところをもう一度引き返し歩く

土手の坂を登る うまく登れず手をついた

菜の花がある タンポポがある つくしがある 名前は知らないけど、あれもあれも昔見たことのある花だ

それらは皆、太陽の光をいっぱいに受け、春風に吹かれながらのんびりしている

そう、みんな半年と持たない命なのに・・・

あくせくと目的への最短距離ばかり選ぶ自分は馬鹿だと思った

茶々丸は舌を出してハアハアいっている

水が飲みたくなった

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確かなもの

世間に対して 人は人 自分は自分だと淡々と生きるには除外されてしまいそうで怖い

3月の暖かい春の陽は、この春、大学に合格した人たちを祝福するかのように降りそそぎ そして、だめだった自分にも同じように降りそそいでいるいる

今の自分にはうらめしく思える

昔、聞いたことのある音楽を聴いては憂鬱になり

昔、撮った写真を見ても憂鬱になる

昔、食べたことのあるものを食べては憂鬱になり

昔、友達や彼女と遊んだことを思い出しても憂鬱になる

外に積もった雪が部屋の中を明るくしていることですら憂鬱になってしまう

この先、自分がどうなって行くのかわからない今、

1つだけでいい 自分を落ち着かせてくれる確かなものが欲しい

脱落者になってしまおうがどうなろうが、変わらない確かなものが・・・

また4月になったら、見栄と虚栄心の亡者たちの競争が始まってしまう

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秩序

今の地球世界において、秩序は保たれているのか。

年老いた者が死んでいき、一方で、新しい命が生まれる。

死を回避すべく「生」のために一生懸命な人もいれば、「生」のありがたさに気づかない人もいる。

楽しいでいるやつもいれば、苦しんでいるやつもいる。

障害者もいる。

神の作った秩序、それは人間全員、森羅万象を含んだ整合性なのか。

違う。神に秩序だった、整合性を持った世界など作れない。

人ひとり、苦しみを与えられたまま、もがき苦しみ死んでいき、後世に神への恨みが蓄積されていくのだ。

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安泰

押しつぶされそうなプレッシャーから逃げ出したかった

「安泰」を求め続けた

そしてプレッシャーから解放されたとき、そこに待ち受けている安泰とは堕落だった

安泰が幸福では決してない、そう気づいたときにはそこから抜け出せなくなっていた

けど、心地よい過去に身を委ねることもできず、かけがえのない思い出すら捨て去ろうとしてきた

かけがえのない友達や生き方教えてくれた人たちへ・・・

もう一度戦ってみよう 最後のチャンスに賭けてみよう

あのときと同じ空気吸うために

かけがえのない恋人や思いで運んで来てくれる歌たちへ・・・

この世界から脱出してみよう

幸福とは努力の結果

プレッシャーも憂鬱も抜けていくその瞬間なのだから

「安泰」とは堕落でしかなく、それを否定した努力と挑戦からすべては始まり継続されていくものなのだ

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きれいに生きていきたい

いつ どこで 何を見て 何を聞いて そんなふうに考えるようになったのだろう

―きれいに生きていきたい―

それは真実から目を背け、憂鬱を重ねていくことでしかないのに

つまらない意地と馬鹿なプライドから生まれた信念が、心のままに生きようとする自分を邪魔し苦しめる

その結果得たものは?

失うばかりで得たものなど何も見つからない

それでも信念はつきまとう

いつになったら報われ、真実がわかるのだろうか

自分の理屈は正義だとしても、心の中は偏見やエゴが支配し

何もかも計算高くなってしまう

もう口を開きたくない 目を開けたくない

上も下も 右も左もない 暑くも寒くもないところ

すべて忘れられるところへ連れて行って欲しい

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杉江の戯言

 17歳か18歳の頃から、自分が思ったことや感じたことを書き留めるようになりました。今では膨大な量となっています。詩的であったり、単なる殴り書きであったりいろいろなのですが、それを整理したいという気持ちもあって、今回一サイトに残すことにしました。年代、月日順にはなっていませんが、単なる戯言とお許しください。